人は○○な生き物

2006年01月20日

  “性悪説”を信じて行動せよ

・・・こう語るのは、心理学者の内藤誼人(よしひと)さん。

上の言葉は、さらにこう続く。
 人間の本性は善なのだ、と考える「性善説」は、なんら益をもたらさないばかりか、有害ですらある。性善説を信じたほうが人間関係はうまくいきそうな気もするが、実際には、性悪説に立って物事を考えたほうが、はるかに人間関係はうまくいく。

一瞬心にひっかかりがあったけど、「人は感情の生き物だ!」という僕の持論も考えてみれば同じことを言っているのかも。要は、そういった弱さを人間はもっているってことだ。

とはいえ、内藤さんが主張するのは単に「人を疑え」ってことではない。

 ロンドン・ビジネス・スクールで組織論を教えるC・ハンディ教授によると、人に好かれるコツ、信頼されるコツは、「とにかくいろいろなサービスを、何度でもくり返してあげること」であるという。
 一度くらい奉仕してあげても、相手に感謝の気持ちを持ってもらえるとは限らない。性悪説の立場にたてば、人間というのは、生来、他人に感謝しない生き物だからである。だからこそ、くり返し、くり返し、何度でも相手が喜ぶことをやりつづけてあげるのがポイントなのである。
 「これだけのことをしてやったんだから、大丈夫だろう」と思ってはいけない。性悪説に立って、「これだけのことをしても、まだわからないぞ」と警戒するくらいで、ちょうどいいのだ。

最終的にお互いがHappyになるためにも、性悪説にたって行動する、という逆説的な教えなのだ。


出典はこちらの本。「ブラック」といいつつ普段の生活でも使えそうな知恵が満載! 「いい線いってるね」はさっそく使ってみよう(笑)。



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2005年12月30日

 ん~、タイトルが長い(笑)

 はてさて、「すごい」シリーズ3冊目(?)の『すごい考え方』にて、また1つ僕のコレクションに入るフレーズを発見したので以下に抜書きしておく。

 周囲のサポートを得るためには、まず自分が何をやりたいのかを公表することが必要になる。残念ながら、多くの人は自分の実現したいこと、夢、ゴールといったものを人に伝えるのを恥ずかしいと思っている。

 そんな場合は、まず自分の夢を受け止めてくれそうな人、励ましてくれそうな人に話すのがいいだろう。彼ら自身がサポート役を買って出てくれるかもしれない。何度も言うようだが、人は前向きな目標に何らかの貢献をしたい生き物なのだ。 (p.180)

 たしかに。「相談し、依頼しなければ、誰のサポートも得られない」わけで、首尾よく「誰かを巻き込むことができれば選択肢は増える」のも事実。なので、人間の「何らかの貢献がしたい!」という性向に訴えかけるのは効果的なアプローチにちがいない。

 本書ではさらに次のようなフレーズが登場する。

 何か大きなことを成し遂げるための近道が存在するなどと考えない方がいい。もしも近道というものがあるとしたなら、それはサポートしてくれる人達のネットワークを築くことだろう。オープンで信頼ある関係を作れば、何よりも力強い支えになる。

 自分の5年前の状況を思い出し、「ほんと、そうだよなぁ」と実感。

 そんなわけで、今の僕がやりたいこと(ビジョン)とそれに向けての中期的な目標(戦略的フォーカス)をここに宣言しておく。
【ビジョンと戦略的フォーカス】
 アイデア実践人をサポートする会社をつくるために、2006年12月末までに、Knowing-Doing をアイデア実践人たちが相互にノウハウをやりとりする1,000人規模のコミュニティに成長させる。

 「貢献したい!」という素敵な方が現れることを少しだけ期待しつつ…。


ハワード・ゴールドマンのすごい考え方
ハワード・ゴールドマン著 / 松林 博文訳


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2005年11月16日

舞台はあるソフトウェア会社。
チームミーティングでこんな会話が行われていた。

 A「Bさん、相談があるんですけど…」
 B「なんだい?」
 A「お客さんから新しい要望がでてきそうなんですが、
   それやると納期内には完成しそうにないんですよ。
   どうやって断りましょう?」

 B「ん~、あそこのお客さんは、そのまたお客さんから
   要望を受ける立場だからね。正面から断るのは
   あまり得策じゃないかもね」
 A「ただ、他にもまだはっきり決まってない要望がある
   ので、そちらの対応もパワーがかかりそうなんです
   よ。新しいのを受けるのはやっぱり無理だと思いま
   す。」

 B「じゃあ、新しい要望があがってきたら、こんな風に
   言ってみたらどう?

   『新しい要望はお受けします。
    ただ、まだ固まっていない要件があるので、x月
    以降の対応となります。それでよろしいですか?』
   (あるいは、『o円の追加となります』でもいい)

   できない理由を並べて「やらなくていい」と判断して
   もらうのはお客さんにとっても心理的につらいはず。

   やるならこんなことが必要ですよ、という条件を並べ
   て「そんなにかかるなら次バージョンでいい」と判断
   してもらう方がお客さんとしても各方面に話しやすい
   はずだよ。」
 A「なるほど!」


人は感情の生き物である。
さらに言えば、「いい人でいたい」生き物でもある。

結果的に同じ結論へもっていくのであれば、そんな感情もあわせて考えたうえで、お互いにHappyになるように対応していきたい。

※このお話はフィクションです。

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