2004年09月06日

8jdkvb7j.JPG■「この企画、なんでウケないかなぁ」という症状にハッと効きます!■


この7月までの5年間ほど、「○○企画」と名のつく部署やチームに所属して仕事をしてきた。アイデアを考えたり、外からもらってきたりしながら、それを実行に移していくことが楽しんできた。もちろん、うまくいかないことも多かったけど…。


というわけで、田坂さんの次の主張には全面的に賛成である。


人と組織を動かす力。それが、企画力


本屋でマーケティングやら心理学の本に自然と目が行き、読み漁るようになったのも、「どうやって動かすか」を日々考えていたからだと思う。

一方、この本を読んであらためてここ最近の自らのたてた「企画」について深く考えることになった。次のフレーズを目にしたときに「ハッ!」とさせられたからだ。

企みとは、世の中をより良きものに変えるもの


その企画でいったいどんな変化を引き起こそうとしているのか、この肝腎の部分があいまいだとその企画は確実にウケない。

あたり前のことだけど、そんなことに気づかされてくれる本。田坂さんに感謝!
常にデスクの目につくところにおいておきたい一冊。

■キーフレーズ
・物語を魅力的に語る
・身につけるべきは「心得」をともなった「技術」。すなわち「アート」なのです
・「知識」を学んで「智恵」を掴んだと錯覚するな
・「何を行うか」よりも、「なぜ行うか」を語れ
・企画書というものの隠れた重要な役割は「問題を提起すること」だ。
 Why don't you do this?
・企画書は「一人歩き」しても、説得力を発揮するものとせよ
・無意識に、大切な同士を見殺しにしてしまう
・「攻め」だけでなく、「守り」に強い企画書を目指せ
・企画書の表紙には、核心、興味、響きに満ちた言葉を
・「腹の据わった企画書」は「無言の説得力」を持つのです
・企画書の究極の役割は「縁(えにし)」を結ぶこと

■本の情報
bk1:『企画力』/田坂広志 (Trackbackあり版)

▼参考URL
HIROSHI TASAKA OFFICIAL WEB SITE
 田坂広志さんの文体が好きな方は、ぜひこちらも訪れてみてください。
 メッセージメール「風の便り」もおすすめ!

at 07:26│コメント(3)トラックバック(3)感情本・人間本 │

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1. 企画力  [ 賢者は先人に学ぶ! ]   2004年10月30日 08:58
企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得田坂 広志ダイヤモンド社2004-03-11売り上げランキング 6,216おすすめ平均 Amazonで詳しく見るby G-Tools さてさて私の大好きな田坂広志さん。 久々に紹介するのは「企画力」という本です。 なんだか田坂さんらしくなく、 売れ
2. 検索性アップ!お気に入りの書物を探してくだされ。  [ 賢者は先人に学ぶ! ]   2004年11月09日 00:24
こんばんは。 今日は久々に目次をいじってみました。 どこが変わったか??? とりあえず一番大きな変更点は 「田坂広志さん」をカテゴリーに追加! この「知る人ぞ知るマイナー作家」を、 せめて私のブログ訪問者だけにでも読んでいただきたい。 とても素晴らし
3. 企画力  [ 壁新聞 ]   2004年12月11日 23:48
世の中の大半のサラリーマンが欲しい能力だったり欲しいコツだったりする企画能力です

この記事へのコメント

1. Posted by ハジー   2004年10月30日 08:53
こんにちは。はじめまして。
田坂さんの本、とっても良いですよね。私も大好きです。
「働くとは?」と言うテーマに対し、熱く、そして厳しく問いかけてきます。あまりメジャーな著者ではありませんが、なんだか同じような感想を持つ方がいて嬉しいです。それでは!
2. Posted by hiroc   2004年10月30日 16:58
ハジーさん、コメント&Trackbackありがとうございます。
田坂さんファンと出会えて、僕も嬉しいです。それにしてもハジーさんの読書量はすごいですね。読む本のチョイスに同じニオイ(^^;)を感じるので、今後参考にさせてもらいます。
それでは、また!
3. Posted by ハジー   2004年11月09日 00:19
こんばんは。お久し振りハジーです。
先日ブログカテゴリーに「田坂広志さん」を追加してみました。その後田坂本は増えておりませんが、随時紹介していく予定です。是非素晴らしい田坂本をともに紹介して行きましょう!

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