1999年03月

1999年03月27日

 前回は仕事にからんだところでちょっと堅苦しく書いちゃいましたが、今回は少しやわらかめに中吊り広告の話です。

 僕は通勤時に JR を利用しています。乗っている時間は往復で約1時間。たいていは英語ドラマ(ビバリーヒルズ青春白書)の台詞を MD で聞きながら楽しんでるんですが、ぼ~っと吊り広告をながめるのも実は好きなんです。で、最近気になる吊り広告が2つあります。一つは「城南予備校」、もう一つは「平和島競艇」の広告です。

 「城南予備校」は読んで字のごとく予備校です。この時期、受験の結果がでることもあって、車内にはいろんな予備校の広告がならびます。他の予備校の広告はだいたい2種類に分かれていて、「○○大学 △△名合格!」という人数強調タイプか、「**大学 合格 □□さんのコメント」が顔写真入りでのっかる受講者の声タイプです。どちらも現在「難関校」と言われている学校に対する実績を示して人を集めようとしています。それに対して、城南予備校のアプローチはちょっと違うんです。

 広告をご覧になった方はそのインパクトの強さを感じたはずです。というのも、学生モデルの顔写真のドアップの横に、

・本気にさせてくれる予備校がどれだけあるだろうか?
・勉強方法のせいで伸び悩んでいないか?
・真剣みのない授業で本当に合格できるか?
・学生チューターに進路指導をまかせていいのか?

と、痛いとこつくコピーを載せているんですから。

 この広告から受けるイメージは「『難関校』に入るのが目的ではなく、自分の将来実現に強い意思をもつ人を集めたい!」というポジティブでアグレッシブなものです。実際どんな授業をしてくれるのかは知らないのですが、なんとなく「ここなら伸ばせそう!」って感じがします。うまいですね。

 さて、一方の「平和島競艇」は、これも読んで字のごとく公営ギャンブルの1つ競艇場です。この企業(っていうのかな)がユニークなのは、シリーズ化したイメージ広告を打っているところです。

 『ボートとそれを運転する選手(艇手?)』をモチーフにして、毎回違った食材で形作っています。彫刻家のお遊びってノリですね。今までの「作品」には僕が知っているものだけでもこんなにあります。

・チョコアイスバー (最初に見たのがこれ。アイスの宣伝かと思ったら...)
・ケーキ (インパクトは小さかったものの「シリーズなんや」と気付かせてくれた作品)
・バターロール (こんな形に焼くなんて、なんて器用なんでしょ)
・ステーキ (ボート形にカットされた肉の上に、人型のバターが!)
・コーヒー (表面に浮かぶクリームがボートの形になってます)

 こちらはまだまだシリーズが続きそうなので、関東近辺のみなさんは探してみてください。見つけた時にニヤリとできることうけあいです。


【2005/9/4 他サイトから転載】

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1999年03月14日

 最近、またちょこちょこと暇を見つけては本を読んでいます。その中には、ベストセラーとして名前が挙がっている「五体不満足」や「節約生活のススメ」もあります。この2冊も読んだ後にいろんなことを考えさせてくれ、生活にも変化をもたらしてくれる本でしたが、今回ここで紹介するのは、現在の僕の気持ちにピタッとはまった2冊のビジネス書(?)です。

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 まず一冊目は、鈴木 孝裕さん著の「ノーツで変わる 新SOHO経営術」。

 『経営術』なんて本を読んでいるからといって独立しようとたくらんでいるわけでもないのですが、たまたま本屋で手にとってパラパラ読んだ最初の数ページだけでも「おぉ、俺が前から思ってたことが書いてあるがな!!」という項目を2,3箇所見付け、次の瞬間、持ち合わせが少ないにもかかわらず 2,000円を持ってレジに並んでいました。(今から思うと、あの内容で 2,000円は十分お得でした)

 ちなみに、『ノーツ』というのは Lotus社 が開発・販売しているグループウェアです(このジャンルでは世界シェア第一位!)。また、「SOHO」というのは 1年ほど前からやたら騒がれだした Small Office Home Office の略です。

 本の中で「おぉ、これこれ、これなのよ!」とうなってしまったのは、以下の記述です。

・仕事で携帯電話を使える機会は本当に少ない (p.11)
 一見、意外に思えるかもしれませんが、ここでは「権限委譲のできていない会社のトップはすべての業務に関して決断しなければならない」という点がからんでいます。ただ、鈴木さんも指摘されていますがデータ通信用に使うのは非常に便利だと思います。

・データベースの情報は(中略)引き継ぎのための情報として十分使えるようになる (p.28)
 そうなんです。これは使っていて実感しました。今の仕事でも自分の持っている情報はすべてデータベースに吐き出すようにしています。(いつ自分がいなくなっても大丈夫なように)

・多くのノウハウがグループウェア上に蓄積され、最終的には会社の資産となる (p.31)
・共有する情報を管理するための情報マネージメント部署が必要になってくる (p.32)
・自分で調査した結果をグループウェアに書き込んでおけば (中略) 別の担当者が別の機会に活用してくれるかもしれない (p.32)
・パッケージソフトは完成度が高く (中略) その特性をいかに理解して使うかのほうが重要な課題になる。
 ツールは自社開発しないと気が済まない人に聞かせたい台詞です。こうも書かれています。「最初から複雑な仕様のアプリケーションを作らなくても、情報を共有するというグループウェアが本来もっている基本機能を使うだけで成果は十分出る。」そうそう。ワークフローなんて始めから作りこまない方がいいんですよ。

・グループウェアでは文章ができた瞬間に告知作業が終わる (p.37)
・会議に出席しなくても、出席した人以上の発言をすることも可能である。(p.40)
 いや~、ほんとここまで気持ちのいい本に出会ったのは初めてです。ぜひ、このジャンルに興味のある方は読んでみてください。 (巻末のコラム3本も今のモバイルビジネスマンのスタイルをシニカルに記述していてニヤリとできます!)

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 続いてもう一冊は、堀 紘一さん著の「できることから始めよう!」。

 こういうジャンルの本は好きなので、本屋でちょろっと立ち読みしては買ってしまうのですが、得てして説教臭かったり、理想論すぎて「ん!?」と思うものが多いなか、堀さんの書いていることは「ふむふむ」と自然に頭の中に入ってきました。

 1冊目で熱く書いてしまったので、ここはさらりと気になった章タイトルだけ。

・超一流のセールスマンは「客がその商品を選ぶ言い訳」を用意する。(p.48)
・部下の失敗こそ上司のチャンスだ (p.98)
・人間の特性の「絶対値」を伸ばす人材育成をせよ (p.108)
・企業活性化の緊急課題は納得できる「勤務評価」作りだ (p.136)
・情報は集めるだけでは無意味。大事なのは加工力、組立力、読解力だ (p.143)
・部下に任せられる仕事は徹底して任せろ! (p.175)

 タイトルだけみても、なんかわくわくしませんか?組織論、育成論なんてのが好きな方にはこっちもおすすめです。

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 今回は2冊でしたが、またいい本に出会ったらこのページに書こうと思います。ちなみに、いま読んでるのは「失敗しない生命保険の入り方・やめ方」って本です。これもなかなかおもしろい...


【2005/9/4 他サイトから転載】

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